レインズを知ろう

レインズとは？不動産売却時にレインズで知っておきたいこと

レインズとは、不動産流通標準情報システムです。簡単に言うと、国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営するネットワークシステムで、不動産会社だけが閲覧できる物件情報サイトのことです。

では、不動産会社はレインズをどのように使っているのでしょうか。

まず、不動産会社の家の売却方法は4つあり、そのうちの１つがレインズになります。他の3つは、WEB広告、店舗での紹介、チラシの配布です。

では、レインズと他の３つの売却方法の違いは何なのでしょうか。

WEB広告、店舗での紹介、チラシ配布は不動産会社が自分でお客さんを捕まえる方法ですが、レインズに情報を掲載すると、レインズを通じて全国の不動産会社がその物件の情報を知ることができ、他の不動産会社が買主を紹介するという形になります。

しかし、レインズを見た他の不動産会社の買主を紹介してしまうと、レインズに載せた不動産会社は売主のみからしか仲介手数料を貰うことができません。
そこに、レインズにおいての登録の問題点があります。

それは、売主・買主の両者から仲介手数料をもらおうと、レインズに載せない業者や、レインズを見て問い合わせてきた不動産会社に「売れました」などと嘘をつく業者の存在です。

売主の物件がレインズに登録されないときのデメリットは以下のようなものがあります。

• 物件情報が拡散されにくくなる
• 売却に時間がかかる
• 販売価格が落ちる可能性がある

では、売主が取れる対策はあるのでしょうか？

それは、不動産を売却する際に「登録証明書をもらう」ことです。登録証明書とは、レインズに物件情報の登録をした際にレインズから発行される証明書です。これは不動産会社のためではなく、売主のために発行されるもので、確認用のURL・ID・パスワードが記載されており、この登録証明書があれば売主は自分でレインズに掲載された物件情報の確認ができるます。しかし、これを渡さない不動産会社も存在するので注意が必要です。不動産を売却する際は、「登録証明書」をもらうことを忘れないようにして下さい。