コラム

絶対失敗する不動産売却5選

今回は、絶対に失敗する不動産売却の例を5つ紹介していきたいと思います。

①不動産仲介業に特化していない不動産会社に売却の依頼をする

不動産会社と一口に言っても、業務内容により開発会社(デベロッパー)、販売代理会社、仲介会社、管理会社などに分類されます。また、仲介会社にも賃貸を専門とする会社、売買専門の会社があります。不動産の売却を依頼する場合は、売買仲介に特化してる不動産会社に依頼するようにしましょう。

②水面下で売却活動をする

稀に水面下での売却活動を提案してくる不動産会社があります。「市場に出さない方が良い条件で売れる」などと言ってくることもあるかもしれませんが、これはありえません。水面下で売却活動をしている売り物件はそのまま誰も目にも触れずに沈んでしまいます。必ず表に出して公正な売却活動をしてくれる不動産会社に依頼しましょう。

③知り合いの不動産会社に任せる

知り合いに不動産屋がいれば、有利に売ることができると思いがちです。しかし、不動産会社は売れなければお金になりません。例えば、仲介で3,000万円で売出している物件を2,900万円で買いたいというお客様がいたとします。知り合いの不動産会社に交渉を投げかけられた際に、本当は3,000万で売りたいって思っていても、知り合いだと変に気を遣ってしまい交渉に応じてしまう等余計なストレスが生じがちです。知り合いの不動産会社に依頼するということはあまりおすすめではありません。

④一般媒介で多くの不動産会社に相談する

一般媒介契約を結ぶ際、大手の不動産会社、地元に強い不動産会社、フランチャイズの不動産会社の計3社程度でしたら問題はありません。しかし、中には「誰でもいいから売ってほしい」と、10社を超える不動産会社に依頼する売主さんがいます。この場合、確実にどの不動産会社も営業活動に力を入れません。自社以外に9社任せているのだと知れば、不動産会社もその物件のために活動する時間が無駄だと感じてしまいます。そのため、最初の1、2ヶ月は活動したとしても、3ヶ月後からはどの会社も活動しなくなり、なかなか成約に結びつかないということがあります。

⑤買取保証付き

仲介で売却する期間が決まってる場合には、買取保証というものがあります。これは、一定の期間売れなければ、買取で保証するというものです。しかし、不動産会社からすると3,000万円の取引も2,500万円の取引も、仲介手数料的にはあまり変わりません。そして、買取保証付きであれば、確実に買い取れるため、買取保証が付いた時点で営業活動に力を入れなくなる不動産会社も存在しますので気つけましょう。

以上、絶対に失敗する不動産売却の例を5つをご紹介しました。これらの点に注意して進めていけば不動産売却で大きく失敗することはないでしょう。