コラム

家を購入する際の諸費用について

今回は家を購入する際の諸費用について簡単に説明します。

① 仲介手数料 
・不動産の売買や賃貸の取引が不動産会社(仲介会社)を介して成約した際に、不動産会社に支払う手数料(成功報酬)。
・上限は物件価格の3%+6万円+消費税と定められています。

② 融資に関する費用 (住宅ローン利用の場合)
・保証料
・事務手数料+印紙+適合証明発行手数料(技術基準に適合していることを証明する書類)(フラット35利用の場合)

※フラット35とは
国土交通省が所管する独立行政法人・住宅金融支援機構が、銀行や住宅ローンの専門金融機関(モーゲージバンク)と提携して提供されている長期固定金利タイプの住宅ローン。

③ 登記に関する費用
・登録免許税(不動産の権利を登記簿に登録するときに支払う税金)
・印紙代+報酬(司法書士などに払う)など

④ 固定資産税・都道府県税日割り金
・引き渡し日による日割精算金を決済時に売主に支払います。
・起算日は4月1日

⑤ 管理費等日割り金 (マンションの場合)
・引き渡し日による日割精算金を決済時に売主に支払います。

⑥ 不動産取得税
・不動産を取得したことに伴う都道府県税

⑦ 収入印紙税
・売買契約書を作成する際には、原則として収入印紙の貼付が必要です。
・売買金額により税額が変わります。

⑧ 火災保険料
・建物が住宅ローン返済の担保となっているため、金融機関が債権を保全する目的で火災保険の契約を求めることがあります。

以上、①~⑧の諸費用の合計金額は、物件価格の約7~10%ぐらいを考えておくとよいでしょう。
※居住用の場合は登録免許税・不動産取得税は減税措置があります。
※新築戸建住宅の場合は、建築に関する費用が別途必要となります。
 →建売住宅の場合・・・外構費、オプションで付けるものの費用など
 →売建住宅(土地を購入し、建物は建築請負契約を結ぶ)の場合・・・表示登記の費用、建築確認の申請費用など

家を購入する前に、諸費用の確認は必須です。
不動産会社が具体的にシュミレーションしてくれますので、遠慮なく聞くようにして物件購入を検討するようにしましょう。