マンション1階物件のメリットとデメリット
マンションを探されているお客様から、1階部分は防犯面が気になる、虫が入ってきそうなので避けたいといった声をよくお聞きします。今回はマンション購入を検討されているお客様に、是非1階部分のお部屋も比較に入れていただけたらと思い、そのメリットとデメリットについて詳しく解説致します。
メリット①:お子様が走り回っても迷惑をかける心配がない
マンションの場合、音については注意しなければいけません。特にお子様の走る音は下の階に伝わりやすいものです。下の階の人に迷惑をかけないため、「走ったら駄目」とお子様をその都度注意しないといけません。
1階の場合、どれだけ走り回っても迷惑をかけることがないので安心です。
メリット②:マンションによっては、専用庭が付いていることがある
専用庭があれば、本格的なガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、テーブルやイスなどを出してティータイムや軽食を楽しむことができます。
メリット③:エレベーター問題
地震などでエレベーターが停止しても影響を受けません。また、マンションは定期的にエレベーター点検があります。この時はエレベーターを利用することができませんので、上階の方は非常階段で上り下りする必要があります。
次に、よく言われる1階の物件のデメリットについてお伝えしたいと思います。
デメリット①:防犯面が心配
中高層階より外部からの距離が近いために考えられるデメリットです。1階はエントランスや駐車場があったり、位置的には道があることもあります。一方で、多くの人が行き来する人目に付きやすい場所とも言えますし、昨今のマンションはセキュリティを重視しているので外部とのアクセスヶ所の多い1階により多くの防犯カメラが設置されているという場合もあります。
デメリット②:視線が気になる
1階で、バルコニーや専用庭の前が駐車場や道路である場合、人の視線が気になるという声もよく聞きます。その場合、専用庭にはフェンスをしたり、木々を植えて目隠しにするなどして対策できます。また、こちらからは外が見えても、外からはこちら側が見えない特殊フィルムを窓に貼るお客様もいらっしゃいます。
デメリット③:虫が入ってきそう
これについては、他の階と比べると否めないところではあります。しかし、戸建てと比較するとどうでしょうか。今でも、多くの新築住宅が建てられています。マンションの上階の方だけ虫などが入っていきにくい状況にあるだけで、多くの方と同じ状況なんだと考えると、そこまでのデメリットには感じないと思います。
デメリット④:湿気が多そう
まずは1階の部屋を検討する際、バルコニー側と前の建物との間の距離を事前にチェックしましょう。ある程度の距離があれば、日当たり的にも問題はないと思います。また、バルコニー側に広めの土地がないかも確認しておきましょう。もしあれば、将来的に背の高い建物が建ち、陽当たりに影響が出る可能性があります。その他はどの部屋に住んでも同じですが、しっかり空気を循環させ、換気をして、湿気対策することによって防ぐ事ができます。
いかがでしたでしょうか。1階部分の物件もしっかり対策をし、これまでの考え方を変えてみると、検討できそうではありませんか。
上階の物件を検討していたお客様も、一度実際に1階の物件を内覧してみてください。実際に内覧することで、新しい気付きがあるかもしれません。