コラム

不動産売却を検討中の方必読!不動産売却で気を付けるポイントとは?

不動産の売却は多い人でも3~4回の経験で、ほとんどの方が不動産の売却は初めてです。

不動産の取引は大きな金額が動くので、慎重にならないと損してしまう場合もございます。もし50代の方でしたらこれからの人生で大きな転換を迎える時期でもありますし、60代の方だと人生の後半で、自己資産の確保・生活の安定化という目的で売却する方もいらっしゃいます。70代の方だったら人生の大半を終えて将来の生活や医療費なんかを見据えて売却する方も多いと思います。年齢やタイミングによって様々な売却理由があると思いますが、不動産売却に取り組む際の注意すべきポイントは共通しています

①物件の良し悪しを客観的に評価する

不動産売却にあたって、物件の良し悪しを客観的に評価することは非常に重要です。自分自身で物件の評価を行うと、思い入れがあるから正確な評価ができない方も多く見受けれらますが、不動産会社に査定を頼んで物件の良し悪しを正しく評価してもらい「正確な評価を受け入れる」という事が大切です。正しく評価してそれを売却に活かすことができれば、売却価格の向上にもつながります。

②査定は内装や外観に注意

査定を受けるときは物件の内装や外観にも注意が必要です。例えば物件が古くて汚れが酷い場合だと、査定額が下がる場合もあります。西宮市、芦屋市で多い事例として、大型住宅にお住まいで子供が独立し、主人と妻2人では部屋を持て余す為、駅から近いマンションへお住み替えの為に売却希望のお客様は、どうしても毎日の掃除が行き届かなかったり、クロス等の汚れ及び室内の経年変化が目立ちます。そのため査定の前には物件の掃除や整理整頓をし、できるだけきれいな状態を心がけましょう。

③査定は複数の不動産会社に依頼して比較する事

物件の価値を把握するために査定を依頼するかと思いますが、査定の結果は不動産会社によって違います。もし信頼できる不動産会社がいるなら、そこ一社に専任媒介契約を締結してもいいかと思いますが、信頼できる不動産業者が身近にいない場合は複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討することが大切です。また査定金額だけでなく、不動産会社の対応や販売戦略、提供するサービス、これらも比較して自分に合った不動産会社を選ぶことが重要です。

④現在の市場を把握しておくことが大切

不動産売却を行う際には現在の市場の相場を把握しておくことが大切です。相場に合わせた売り出し価格を設定することで買い手がつきやすくなり、スムーズな売却を行うことができます。また、相場が下落傾向か上昇傾向かによって売却時期をずらすなど、柔軟に対応、検討することも重要です。

⑤売り出し価格の決定は慎重に検討する

不動産売却において売り出し価格は非常に重要なポイントです。売出価格が高すぎると買い手がつかないですし、逆に安すぎると損してしまいます。不動産相場は不動産流通機構「レインズ」でほぼ決まっています。不動産相場は大手・地元の不動産会社に関わらず同じですので、根拠のない高い査定額ではなく、正しい相場を伝えてくれる業者を選定し、売り出し価格は査定結果や市場の相場を考慮しながら決定しましょう。

⑥物件の状態によっては修繕や改装が必要

物件の状態によっては修繕や改装が必要な場合があります。不動産売却を行う際には物件の状態も重要なポイントです。物件が古くなっていたり、壁や床に傷があったり、キッチンやバスルームの設備が古くなってる場合は、修繕や改装が必要な場合があります。修繕や改装には費用や時間がかかるので売却前にはしっかりと見積りをとって、費用を把握しておくことが必要です。

⑦物件の魅力を引き出す工夫をする

不動産売却において物件の魅力を引き出すような方法を検討することも重要です。例えば物件をショールームのように飾り付けするホームステージングや、空家で放置されていた物件を利用するためのアイディアを出す等、物件の魅力を引き出すことで、買い手が付きやすくなり売却をスムーズに進めることが期待できます。

⑧不動産市場の状況によっては売却が難しい場合がある

例えば、景気が悪い時期や、その地域の不動産が供給過多の時期であれば売れにくいということがあります。売却前にはあらかじめ市場の状況も把握しておいて、売却時期についても慎重に検討することも大切です。

⑨不動産売却には費用が掛かる

不動産売却には不動産会社に支払う仲介手数料や税金等の諸経費が発生します。そのため売却前に費用を把握しておくことが大切です。例えば譲渡所得税や固定資産税についても売却前にしっかりと確認して支払いについても十分な予算を把握しておきましょう。

⑩不動産会社との契約

不動産売却を行う際に不動産会社と媒介契約を締結する必要あります。一般、専任、専属など、どの種類で契約するのか、販売方法や契約期間など条件は納得できるものか等よく確認しておくことが大切です。契約内容に不明な点があれば遠慮せずに、その場ですぐ不動産会社に確認しましょう。

⑪購入希望者とのやり取りは慎重に対応

不動産売却では購入希望者とのやり取りは重要なポイントです。価格や引き渡し日程、物件の状態など多くの条件が絡み合い、自分本位での交渉を行うと上手くいかないです。購入希望者とのやり取りは営業担当と相談しながら慎重に対応することが重要です。

⑫物件の状態を正直に伝える

特に欠陥や修繕が必要な個所があった場合は隠さずに必ず伝えましょう。隠していたことが後になって発覚すると、重大なトラブルに繋がるので、正直に伝えることが大切です。

不動産売却で成功しているお客様の特徴を考察してみましたが、大体は上記の事例に当てはまると思います。よく、現在売却活動を行っているのに1年間全く反応がなく、弊社へ査定依頼をしてくださるお客様がいらっしゃいますが、売却方法や価格設定を間違えると大きな損失が発生します。特に芦屋市・西宮市でも、駅徒歩圏の不動産と、山手のバス便での不動産とではここ10年で価格幅が大きくなっていますので、売却活動を行う前にまずはご自身でもある程度の相場を調べてみても良いと思います。